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住宅建築 No.475(2019年06月号)

2,566円(税込)

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「知覚」とは、 視覚、触覚といった身体的な感覚から、たとえば「美しい」「明るくて気持ちが良い」と感じて体験化されることを言います。住宅も、窓から見える緑、光、色、風、手足で触れる素材など、さまざまな要素が人の知覚に影響します。とくに子どもにとっては、その家での生活が知覚体験として大きく関係するでしょう。巻頭論は北欧建築・デザインを専門とされている小泉隆さん。アアルトの建築は一言では現わしにくいのですが、自然を内部に取り込むさまざまな工夫がみられ、居心地の良い空間がつくられています。アアルトが残した言葉と住宅から、住宅における「知覚」を掘り下げます。


目次

特集
住宅を知覚する

巻頭論 アアルトの言葉と住宅  小泉隆

つくり手の仕事と秩序が生む 住まいの「美」
伊勢山の住居
 設計=ほとり建築事務所

柔らかな光と素材がつっくる居心地
安井邸
 設計=杉下均建築工房

穏やかな農村集落に寄り添う住まい
名張の離れ
 設計=ELEPHANT design/門脇和正

街のにぎわいをうつす住まい
新さんの家
 設計=ニコ設計室/西久保毅人

手ざわり、目ざわり、足ざわり  西久保毅人

鳥たちが集まる庭と本に囲まれて暮らす
おおたかの森の家
 設計=八島建築設計事務所/八島正年+八島夕子


特別記事
ミケランジェロの空  大松俊紀


シリーズ
森と人と建築と 第11回 企画・監修=落合俊也
Barberyn Beach Ayurveda Resort
アユルベーダの試み Part1

環境と健康、そして幸福  落合俊也


研究室からフィールドへ 第39回 工学院大学建築学部建築デザイン学科冨永祥子研究室
旧蚕糸試験場新庄支場改修プロジェクト


連載
INTERIOR -ewst and east- 第6回
The Koxvold  MIKI TAKASHIMA

アトリエCOSMOSの木造建築 第22回
余市ワイン醸成所(Occi Gabi Winery) Part1 −意匠・構造・現場を結ぶエネルギー―  白鳥健二


講演会レポート
安齋好太郎・名和研二「素材の可能性を拡げるデザインと構造」


書評
中尾佐助 著『栽培植物と農耕の起源』(岩波新書、1966年)
中尾佐助 著『料理の起源』(NHKブックス、1972年)
レネ・ゼビ 著 清宮真理、小松伸子、平石律子 訳『NOMA 北欧料理の時間と場所』(ファイドン、2011年)
 文=森田一弥


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雑誌コード 0523106

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