ガーデンライブラリー 1　水琴窟の話―水滴の余情を庭に楽しむ―

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ガーデンライブラリー 1　水琴窟の話―水滴の余情を庭に楽しむ―

2,563円(税込)

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水琴窟（すいきんくつ）。今から180年ほど前に、江戸の庭師によって考案されたと言われている。その優雅な水音は、いつしか幻のものとなっていた。忘れられた日本庭園の特殊技法を今再び！！　その作り方を写真と図面によって詳しく紹介。

■目次
はじめに?龍居竹之介

Ⅰ　水琴窟序説　音を楽しむ造園技法　平山勝藏
　　水琴窟との出会い
　　水琴窟技法をさぐる
　　　1庭園内での位置
　　　2構造のあらまし
　　　（1）窟洞（2）窟壁（3）窟底（4）窟管（5）窟口
　　　3落水の種類について
　　　4落水の音色と伝達

Ⅱ　水琴窟のつくり方　材料選びに始まり周辺の修景まで
　　あるテストケースを追って
　　　1カメについて
　　　2穴を掘る
　　　3排水層をつくる
　　　4井戸枠
　　　5砕石を入れる
　　　6落ち口
　　　7蹲踞を組む
　　　8完成

Ⅲ　水琴窟の庭とその周辺　音色を楽しむ庭の姿
　　　1小林邸　立川市
　　　2品川歴史館　東京都
　　　3横浜公園　横浜市
　　　4駒場公園　東京都
　　　5小俣邸　東京都
　　　6瑞春院　京都市

Ⅳ　水琴窟にいどむ　多様な研修と研究ぶりを
　　　1陶芸家との共作
　　　2研修作品から?（A）
　　　3研修作品から?（B）
　　　4音を増幅する
　　　5古い作品を掘る

Ⅴ　庭の水音を生む意匠
　　和瀧のあつかい?阿部勉
　　流れのあつかい?小形研三

Ⅵ　露地の基本　蹲踞まわりから植栽まで
　　　1露地の構成
　　　2蹲踞にまつわる小道具?吉田正吾
　　　3露地の植栽?吉田正吾

Ⅶ　手水鉢のたたずまい　その多様な表情を見る

あとがき

口　絵　水琴窟と手水鉢のある風景
　　　　本経寺／品川歴史館／横浜公園／近代文学博物館／小泉邸／MOA美術館・光琳屋敷／
　　　　吉村邸／横山大観記念館／奥村邸／兼六園／小林邸

ISBN:9784874602560