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a+u 2023年4月号

2,999円(税込)

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『a+u』4月号はアルヴァ・アアルトによる図書館を特集する。1927年から7年間をかけて完成したヴィボルグ図書館(当時のヴィープリ図書館)はアアルトが古典主義を脱却し自らの建築の原型をつくり上げた期に設計・検討され、そのキャリアの肝要期を示している。ヴィボルグ図書館では、先駆者の例を参照しつつも、その後もしばしアアルトの作品に現れることとなるデザイン言語−沈床空間・自然素材の使用・波打つ線・円柱形の天窓など−発見・検証する場となった。そして2年先に完成していたパイミオ・サナトリウムとともにアアルトが国際的に認知されるきっかけとなる。本号では住宅作品を特集した2021年3月号につづき、ヤリ・イェッツォネンの写真とシルッカリーサ・イェッツォネンのテキストとともに、1920年代から1970年代までにわたるアアルトによる公共図書館10作品を掲載する。アアルトがヴィボルグ図書館での設計過程にて発見した「幻想的な山の風景」は、人が本を読み集う谷とそれを囲う本の背の山肌、そこに満遍なく当たる光、という図書館の風景として普遍化され、様々な改修の努力を経て、知と人々の集まる場所として現在につながっている。(編)

エッセイ:
図書館の風景
シルッカリーサ・イェッツォネン

ヴィボルグ図書館

ハーヴァード大学ウッドベリー詩学図書室

セイナッツァロ図書館

ユヴァスキュラ大学アアルト図書館

ヴォルフスブルク文化センター図書館

セイナヨキのアアルト図書館

ロヴァニエミ市立図書館

ノルディック・ハウス図書館

アアルト大学ラーニング・センター

マウント・エンジェル修道院図書館

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