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住宅建築 No.445(2014年06月号)

2,566円(税込)

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新旧いろいろな打放しコンクリートの住宅7軒を紹介。 巻頭で紹介するのは室伏次郎の自邸「北嶺町の家」。2世帯が住むための最小限ロ−コスト住宅としてスタートしてから43年、家族構成等の変化に空間自体は増減しないまま、柔軟に住み手を受け入れた住宅の現在の様子を紹介。その他、阿部勤の近作「銀閣寺の家」など、コンクリートで構成されながらも外へ開く・繋がることを意識した住宅を紹介。 また、室伏次郎設計の「大和町の家」について、建主、現在の住人、設計者(=室伏次郎)、阿部勤による座談を掲載。


目次

[特集]
コンクリートに住まう術(すべ)

人と建築の自律的関係
北嶺町の家
 設計=室伏次郎

座談 住まい手に馴染む打放しコンクリート
 ……室伏次郎(スタジオ・アルテック)× 阿部勤(アルテック)
  ×中原洋×中原道子(「大和町の家」建主)
  ×平野伸彦(「大和町の家」現在の住人)
   司会/伏見唯(編集協力者)

煌めく光を映し出す
銀閣寺の家
 設計=アルテック/阿部勤

碧い海に向かう3層の眺め
秋谷の家
 設計=The Archetype/荒木信雄

中庭を核として緩やかに繋がる住まい
垂水の家
 設計=吉本剛建築研究室

スリットにより切断された空間を外部へと繋げる
カットスライドハウス
 設計=スタジオバッテリー/山田智彦

街に根づく大樹なる住まい
都市のツリーハウス
 設計=m-SITE-r + なわけんジム


[追悼記事──永田昌民さん]
風景を成す住まいをつくりつづけて

もう一つの前線(再録)、暮らしを楽しむ野生の住居の出現 文=平良敬一

永田昌民の言葉(再録)
「原風景に執着しつつ」、「住まいという風景を探して」

永田君を偲ぶ──住まいという場所へのこだわり 文=益子義弘
永田昌民と住宅設計の原点 文=片山和俊
永田さんが住まいに求めたもの 文=小森正和

東久留米の家
 設計=永田昌民+片山和俊

下里の家
 設計=永田昌民/N設計室


[シリーズ]
研究室からフィールドへ 第10回
エネマネハウス2014
東京大学 工学部 建築学科 前真之研究室
芝浦工業大学 工学部 建築工学科 秋元孝之研究室


[連載]
役者の棲み家 第5回 
中野光座
 小劇場勉強会
 インタビュー/東憲司

木を奏でる 第7回
楽器の弦 ─繭─

詳細図で読み解く住まい 最終回
軽井沢新スタジオ(1962年)
 設計=アントニン・レーモンド


[講演会レポート]
谷直樹、竹原義二 「いきている長屋」


[書評]
『Beyond the Space』
白鳥健二+白鳥悦子著、 写真=大橋富夫 (美術出版社、2013年)
 ……文=川口通正


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雑誌コード:0523106

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